4コマオブザイヤー2013まとめ

4コマオブザイヤー2013

 

既に結果発表が行われているので、自分が投票した作品&コメントを掲載。

 

 

新刊部門(5冊)

「ちっこいんちょ」(トイシキ)
ちっこいんちょ (1) (まんがタイムコミックス)

ちっこいんちょ (1) (まんがタイムコミックス)

 

 

クラス委員長の藤枝このはは、生物部の怪しい実験に巻き込まれて体が小さくなってしまった。ゆえに「ちっこいんちょ」。小さくても委員長の責務を果たそうと奮闘するいいんちょと、そんな彼女を優しく見守るクラスメイト達が織りなす、今年最高のほのぼの4コマ。そして何より、ほんのちょっぴりエロいんちょ。

 

「となりの魔法少女」(七葉なば)
となりの魔法少女 (1) (まんがタイムKRコミックス)

となりの魔法少女 (1) (まんがタイムKRコミックス)

 

 

魔法少女のあき、理屈少女のウサ、普通少女のけぇ。性格も価値観も違う少女たちが、時に衝突しながらも絆を深め合っていく、今年最高のストーリー4コマ。ベクトルは違えど、あきもウサも人との接し方が致命的に下手なので読んでいてハラハラするが、けぇの存在が良い緩衝材になっている。彼女の「普通」さは、「魔法」や「理屈」にも匹敵する素晴らしい能力だと思う。

 

犬神さんと猫山さん」(くずしろ)
犬神さんと猫山さん (1)巻 (百合姫コミックス)

犬神さんと猫山さん (1)巻 (百合姫コミックス)

 

 

猫が好きな犬っぽい犬神さんと、犬が好きな猫っぽい猫山さん。この2人が出会ったら…そりゃワンニャンするわな、という今年最高の百合4コマ。同作者の「姫のためなら死ねる」に比べても雰囲気はかなりマイルドで、心置きなく百合を楽しめる。ツッコミ役の秋でさえ割とデレてくれるのが良い。犬神さんより猫山さんの方がガチっぽいのも、更に…良い。

 

「ソラミちゃんの唄」(ノッツ)
ソラミちゃんの唄 (1) (まんがタイムKRコミックス)

ソラミちゃんの唄 (1) (まんがタイムKRコミックス)

 

 

父親の死を機に引きこもりになってしまった、宅録少女ソラミ。しかし、幼馴染のさっこたちに助けられ、彼女は少しずつ外の世界へ歩き出していく。これはソラミだけでなく、母親のハナミの物語でもあると単行本を読んで気付かされた。1人の男性を愛し、失い、絶望し、それでも再び立ち上がる母娘を描いた、今年最高の青春4コマ。

 

「にぃづまごっこ」(おりはらさちこ)
にぃづまごっこ (バンブー・コミックス)

にぃづまごっこ (バンブー・コミックス)

 

 

大学生の誠と、叔父である彼に隙あらばアタックを仕掛ける5歳児の美咲との疑似同棲生活を描いた、今年最高のラブコメ4コマ。美咲が5歳児には見えないほどしっかりしていて、それでいて年相応な可愛らしさもあり、血の繋がりと年の差さえなければ普通にカップルになれたのではと思える。残念ながら1巻完結だが、おりはらさちこさんの今後の活躍に期待して投票させていただく。

 

既刊部門(3冊)

あいうら」(茶麻)

 

4otyで「あいうら」に投票したと去年の自分に言っても、絶対信じてくれないと思う。3巻の「1」のエピソードで、オカシーの株が急上昇した。単なるウザキャラでないオカシーの魅力、あさりがオカシーを慕う理由、もうひとつの「あいうら」の結成秘話、全てがあのエピソードに集約されている。1人のキャラに愛着が湧くだけでこんなにも漫画は面白くなると教えてくれた、今年最高の萌え4コマ

 

「光の大社員」(OYSTER)
光の大社員(5) (アクションコミックス)

光の大社員(5) (アクションコミックス)

 

 

こんな4コマは最近お目にかかれない、しかし昔はあったかというとそうでもない。後にも先にもOYSTERさんにしか生み出せないギャグセンスと言葉選びの妙が凝縮された、今年最高のギャグ4コマ。忍者係長に対するすずな然り、アルクメンに対するサトリ然り、既存キャラに新キャラが加わることによる化学反応が絶妙。去年「男爵校長High!」に投票したのに今年も同じ作者というのは…と迷ったが、面白い作品に投票することに遠慮なんて必要ない。

 

「うちは寿!」(小池恵子
うちは寿!  5 (バンブーコミックス)

うちは寿! 5 (バンブーコミックス)

 

 

パイロット版では明言されていたが、連載版では曖昧になっていた「寿家に父母がいない理由」が、遂に明らかになる。それに伴い、千宏は自分の家族構成が「普通」でないことに気付き始める。決して不幸を強調するわけでも、殊更に自分たちは幸せですとアピールするわけでもなく、この世界のどこかに存在するかも知れない一つの家族の日常を淡々と描き切った、今年最高のファミリー4コマ。