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【ネタバレ注意】普通の早さの『ブレンド・S』2話感想

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第2話「仁義なきスイーツ」

脚本:雑破 業 絵コンテ:益山亮司 演出:河原龍太 作画監督:猪口美緒

苺香は自分がドS担当になったことから、ドS接客の練習を始める。 思うような接客はできないものの、意外なところで発揮される苺香の天然ドS。
一方スティーレでは毎シーズン恒例の新メニュー対決が開催されることに。
自分のアイディアメニューで勝利を狙う夏帆、秋月、麻冬らはチームに分かれて 作戦会議をはじめるが…。

『ブレンド・S』、アニメ2話を観ました。

前回は放送直後に更新しましたが、今回以降は無理せずに日曜中の更新を目指します。

深夜に書いても、みなさん寝ているから誰も読みに来ないとわかったので…(今さら)。

冴えわたる苺香のドS

早くドS接客に慣れなければと、バックヤードで罵倒の練習をする苺香。このシーンは、単行本1巻3話に収録されています。

本当は優しい子なのに、バイトに雇ってくれたお店のためにがんばる苺香は、とても健気で可愛いです。

ただ、少しずつドS接客も板についてきたようで…。お客さんへの笑顔が、見事な嘲笑になっています。

「注文もう一度お願いします(笑)」は、本当に凹むのでやめてあげてください…。聞き返されるのは厄介なので、注文はできるだけ物おじせずハッキリと言うようにしましょう。

昔、「<餃子の王将」にほぼ毎日行っていた時期があったのですが、苺香の「昨日もいらっしゃいましたよね?(笑)」と似たようなことを言われて行きづらくなったことがあります(どうでもいい)。

美雨とひでりの登場は、既定路線だった?

場面が変わって、スティーレの従業員が集まってのミーティング。これは、単行本1巻6話のエピソードです。

店長のディーノが「お姉さんキャラやボーイッシュなボクっ娘キャラ」の従業員がほしいと言っているのですが、このセリフ、原作にもあるんですよね。

このころから、美雨とひでりを登場させる構想は中山幸さんの中であったんだなと気づきました(ネタバレ?)。

「俺が求めてんのは百合だ!」←わかる

お店に足りないものは何かと聞かれ、キッチン担当の秋月は「女の子(の客)が足りない」と答えます。

先週の1話ではおとなしかった秋月ですが、なんと百合男子でした。

「俺が求めてんのは百合だ!」という叫びは、『ブレンド・S』を百合アニメと期待して1話を観た視聴者の心を代弁したのでしょうか…?

ちなみに、「ブレンド・S 男」で検索すると、当ブログの記事が1件目にヒットします。誰がそのワードで検索するのかというのは置いておいて。

もちろん、作品を貶める意図はまったくありませんので…。

天は二物も三物も与える

秋月の妄想シーンで、コミック百合姫に載っていてもおかしくない耽美な百合イラストが登場します。

このイラスト、なんと夏帆役の鬼頭明里さんが描いたんですよね。

声優の演技もできて、美人で、絵もプロ級とか、うらやましすぎる…。

麻冬さんかっこいい

Bパートでは、スティーレの従業員が2チームに分かれて新メニューを考えます。単行本1巻5話のお話です。

新メニューに採用された人には賞品が出るのですが、秋月の希望が原作では「単行本書店特典を全部手に入れる」だったのに対し、アニメでは「女性限定レディースデイを実施」に変わっています。

原作では、この時点で秋月の百合男子設定は公表されていなかったので、それを受けての変更でしょう。

苺香は、麻冬とチームになって新メニューを考える会議を始めます。

「いいと思います」としか言わない苺香を、麻冬は「そんな控えめなこと言ってると社会に出たとき苦労するわよ」「ちゃんと意見を言いなさい」と叱責します。耳が痛い…。

身長は登場キャラの中で一番低いのに、精神年齢はむしろ一番高い。接客時の妹キャラも良いですが、やはり普段の大人っぽい麻冬が好みです。

総括

2話も、原作の魅力がうまく表現されていて大満足でした。特に、Aパートが充実していたと思います。

3話のタイトルは「デートのち18禁」なので、美雨が初登場しそうですね。

おそらく、原作1巻の7、9、13話あたりが映像化されるのではないでしょうか。