【ネタバレ注意】『ブレンド・S』4話感想

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第4話「後輩はおねえさん(健全)」

脚本:雑破 業 絵コンテ:河野亜矢子 演出:京極尚彦 作画監督:福世真奈美・田村里美


スティーレに新しいホールスタッフがやってきた。

彼女、天野美雨は“お姉さんキャラ”を担当することに。

実は美雨には意外な秘密があり、それを聞いたスティーレの皆は驚愕する。

バイト開始早々、お姉さん属性を完全にこなし、完璧な接客をする美雨を見て、苺香は自分も見習おうと努力するのだが…。


ブレンド・S』、アニメ4話の感想です。

10/27には、原作単行本の4巻も発売されました。狙ったのか偶然なのか、アニメ4話も、4巻の表紙である美雨がクローズアップされた内容になっています。

 

 

美雨みたいなお姉さんに(ピクルスを)抜いてほしい

Aパート前半では、前回の3話にも登場した美雨が、スティーレのアルバイトとして正式に仲間入りをします。このエピソードは、単行本2巻の第3話に収録されています。

紫色の制服を来てテーブルを拭いている美雨を見た苺香は、「制服を縛る本の方!」と驚きの表情。あの同人誌(縛って果てまで強引ぐマイウェイ)の内容がトラウマになっているようです。

単行本によると美雨は22歳ですが、20歳の麻冬は「何でこの店選んだの?」とナチュラルにタメ口を聞いています。店長や秋月にもタメ口なので、敬語を使わない(使えない?)キャラなのかもしれません。それでも幼い外見が得をしているのか、あまり生意気という印象はなく、むしろ可愛らしいですね。


美雨がスティーレで働こうと思ったのは、創作活動のネタ集めをするため。彼女はシャッター前サークルの同人作家で、前回の同人誌(縛って果てまで以下略)も自分で描いたものでした。

私もライターの端くれのようなことをしているので実感するのですが、机に座って描いて(書いて)いるだけだと、ネタがなくなるんですよね…。なので、インプットのために外出をしたり、それこそ働きながら創作をするのは効果的です。

何より、スティーレはオタクの聖地・秋葉原にあるお店です。締め切り前とイベントのときは休みたいと美雨がお願いをしていますが、店長のディーノもオタクなので、シフトの融通もしやすいでしょう。


そんな美雨の接客時の属性は、「お姉さん」

苺香、夏帆、麻冬たち3人の属性は、普段の性格とはかけ離れたものですが、美雨は元からおっとりした雰囲気を持っているので、自然体で接客できているように見えます。

ただ、お客さんへのセリフがいちいちエロイ。「(注文を取りに)すぐに行くからね」「(嫌いな具を)抜いてあげるから言ってね?」「(口元を)こんなに汚しちゃって…」なんて言われたら、色々と妄想がはかどりそうです。

自分も美雨みたいな接客をしたいと思う苺香ですが、やはりというかドSっぽくなってしまいます。汚れた台拭きでお客さんの口を拭いたり、「ピクルス抜きトマト多め」の注文を「トマト抜きピクルス多め」に間違えたり…。

別に嫌いではないですけど、ハンバーガーのピクルスとか、天津飯グリーンピースって必要なんですかね?(嫌いらしい)

 

エスデレメイドとヘタレ執事』連載はよ

Aパート後半は、単行本2巻の第4話のエピソードです。

接客をするシーンはなく、バックヤードでの従業員たちの雑談風景が描かれています。『WORKING!!』しかり、お客の立場からは見えない部分が見られるのはうれしいですね。

今はオリジナルの男女カップリングものを描くことが多いが、かつては2次創作がメインだったと語る美雨。どのキャラをカップリングさせるかで友達とケンカをし、絶縁してしまったこともあったそうです。

私も昔、マリみてのSSを書いていた時期があるので、このあたりの話はよく分かります。ただ、マリみてジャンルは男女どちらの方も多かったので、カップリングの違いで対立するようなことはありませんでした。聖蓉か蓉聖か、という順番を気にする方は多かったと思いますが…。


当初の目的通り、従業員もお客さんも個性的なスティーレで働くことは、美雨の創作活動に良い影響を与えているようです。

中でも彼女のお気に入りは、苺香とディーノ。天然Sな苺香と、ヘタレ金髪なディーノの絡みに刺激を受け、エスデレメイドとヘタレ執事』という作品の構想まで練ってしまいました。

この作品、なんとBパートの冒頭でCMまで作られています。

正確にはCMに見せかけたネタですが、「まんがタイムきらら」や「芳文社」という言葉がはっきりと使われていたりして、初めて観たときは本当のCMかと思ってしまいました。

先週の3話では、アイキャッチに『きんいろモザイク』のシノと『NEW GAME!』のひふみもゲスト出演していましたし、芳文社・きららグループ全体で作品を盛り上げようとする意気込みが感じられます。

 

苺香自身がドSになることだ

Bパートは、単行本2巻の第1話に収録されているお話です。お客さんから集めたアンケートの結果を、ディーノが従業員にフィードバックしています。

苺香に対しては、「もっとドSになってもらいたい」という意見が多数。あれだけ罵られてもまだ足りないとは…。こんなお店に来るだけあって、お客さんも上級者ばかりのようです。

お客さんが望んでいるならと、スティーレの従業員総出で苺香のドS属性を強化することに。ヒロインが闇堕ちするアニメを観せたり、調教もののマンガを読ませたりして、洗脳…もとい特訓していきます。「ゲロビチクソ」なんてセリフ、アニメで初めて聞きましたよ。

特訓の甲斐もあり、苺香は「新生ドS苺香」として生まれ変わりました。というよりは、もはや女王様です。それでも敬語であることは変わりませんが、むしろ敬語であることでドSっぽさが強調されているように思います。

結局、あまりにも辛辣すぎて接客には出せないと判断され、苺香のドS強化計画はなかったことにされてしまいます。ドSなだけでなく、ちゃんと優しい笑顔を見せてくれるのが苺香の魅力なので、これで良かったのかもしれませんね。


ちなみに、この新生ドS苺香レベルの接客を、ニコニコ生放送ではいつでも楽しむことができます。

live.nicovideo.jp

まだ番組名が『スティーレ ニコ生支店 営業中!』に決まる前の放送ですが、苺香役の和氣あず未さんが天津の向さんに見事なドSっぷりを披露しています(50分ごろ)。

期間限定かもしれませんが、今なら過去の放送分をすべて観られるようです。他の放送分でも、ひでり役の徳井青空さんの顔芸が見られたり、夏帆役の鬼頭明里さんが2話の百合イラストを描いている様子が見られたりと面白いので、ぜひご覧になってください。

 

総括

私は、『ブレンド・S』の中では美雨とひでりのコンビが好きなのですが、アニメを観ていて美雨と麻冬の組み合わせも自然さがあって良いなと気づきました。麻冬は、年下の苺香と夏帆に対しては諭すような話し方をすることが多いので、同年代の女性が来て内心うれしかったのではないでしょうか。

また、EDの映像にも美雨が追加されていましたね。アオザイ姿がとても似合っています。アオザイ、いいですよね…。『Good night! Angel』の釈陽というキャラクターがアオザイを着ていて、大好きでした(ブレンド・S関係ない)。