『ミソニノミコト』の聖地(?)、「サバ神社」に参拝してきた

 

「サバ神社」とは?

「サバ神社」をご存じだろうか。

 私は今、相鉄線瀬谷駅の近くに住んでいる。
 その神奈川県横浜市瀬谷区から藤沢市にかけて、「サバ神社」という名前の神社がいくつもある。
 漢字表記は、「鯖」「左馬」「佐波」などさまざまだ。

 同じ読みの神社がせまい範囲に集まっているのだから、なんらかの関係はあるはずだが、なぜ「サバ神社」という名前になったのかはよくわかっていないらしい。
 有力な説としては、サバ神社に祀られている源義朝――鎌倉幕府を開いた源頼朝父親――の役職が「左馬頭(サバノカミ)」であり、そこから転じて「佐波」や「鯖」の字があてられるようになった、というものだ。

 

『ミソニノミコト』とは?

 で、4コマメインのレビューブログであるここでなぜサバ神社の話題なのかだが……。
 「サバ神社」と聞いて、4コマファンならあの作品を思い出さないだろうか?

 そう、『ミソニノミコト』である。

 

 

 

 まんがタイムきららミラクで2014年10月号から連載が始まり、2016年6月号で完結した。単行本は全2巻。
 高校生の塚原瑞穂と、鯖の味噌煮をつかさどる神様「ミソニ」――鯖味噌煮命(サバノミソニノミコト)の1人と1柱を主人公にした4コママンガだ。

 私は最近、神社めぐりにはまっている。
 直接のきっかけは今年になって読んだ『ななつ神オンリー!』や『ラノベ古事記』だが、さかのぼれば3年前、『ミソニノミコト』を読んで日本の神様に興味を持ったのが始まりだったと思う。
 今ほどこのブログを更新していなかった当時に感想記事を投稿したほど、私にとって特別な作品だ。

 『ミソニノミコト』が好きで、神社めぐりも好きで、すぐ近くに「サバ神社」があるのであれば、参拝しない方がおかしい。
 つまりこの記事は、

  • 最近神社めぐりにはまっているので、「サバ神社」に参拝してきたレポートを書きたい。
  • 「サバ神社」にこじつけて、大好きな作品である『ミソニノミコト』についてもう一度語りたい。

という、ふたつの目的を叶えるための記事だ。
どっちつかずになってしまった気もするが、よければお付き合いいただきたい。

 

「七サバ参り」とは?

 『ミソニノミコト』の単行本購入特典を集めるために、アニメショップ7店舗を行脚すること。……ではない。

 サバ神社は、神社本庁に登録されていないものも含めて全部で12社ある。
 そのうちの7社を1日で参拝することを、「七サバ参り」と呼ぶ。厄除けなどのご利益があるという。

 自転車やバイクが使える現代であれば、七サバどころか十二サバ参りも不可能ではない。
 ただ、私は車を持っておらず、自転車も数年前に処分してしまった(というより、駐輪場に放置していたらいつのまにかなくなっていた……)ので、交通手段は電車と徒歩のみ。

 というわけで、あまり無理はせず、2回に分けて全12社のサバ神社に参拝してきた。
 Wikipediaの「鯖神社」の記事にリンクされている地図を見ると、縦10km、横3kmの範囲に密集しているのがよく分かる。
 家から近いのは一番上の「左馬神社(瀬谷区)」だが、帰りのことを考えて一番遠い左下の「佐波神社(藤沢市石川)」から参拝することにした。

 

1.佐波神社

住所:神奈川県藤沢市石川141
距離:六会日大前駅から2.3km(徒歩29分)

 相鉄線瀬谷駅から大和駅まで行き、小田急線に乗り換えて六会日大前駅で下りる。
 日本大学のキャンパスの間を抜けたあとは道なりに進むと、最初の目的地である「佐波神社」に到着する。

 鳥居のそばに、社名の由来について書かれている看板があった。
 いわく、「初めに左馬頭神社、次に鯖神社と称しましたが、水害のあった時、再度、佐波神社と改めました」とのこと。


 鳥居から拝殿までは、うっそうと木々の生い茂った参道が100mほど続く。
 拝殿や神楽殿も立派で、12社の中で一番規模が大きい神社だったのではないかと思う。

 私以外で参拝に訪れていたのは、男性が1人と、年配の夫婦と思われる2人組の計3人。
 あまり有名ではない神社はこういうものなのか……と思ったが、このあと訪れる神社は「自分以外誰もいない」ことの方が多かった。
 初詣やお祭りの時期であれば、きっと地元の人たちでにぎわっているのだと信じたい。

 

2.左馬大明神

住所:神奈川県藤沢市西俣野821
距離:六会日大前駅から2.3km(徒歩28分)


 いったん六会日大前まで戻ってから、佐波神社の反対方向にある「左馬大明神」へ。
 ここは、サバ神社の中では唯一、神社本庁に登録されていない。数名の氏子の方たちによって維持管理が行われているという。
 住宅街の一角に、小さな鳥居と祠がポツンとあるのみで、失礼ながら「え、これ?」と二度見してしまった。


引用:『ミソニノミコト』1巻82ページ

 ただ、敷地の広さや拝殿の大きさは、神社の格とは何ら関係しない。
 『ミソニノミコト』にも描かれている通り、他の神社に祀られている神様を自分の神社に分けてもらう「勧請」という仕組みがある。
 そうした場合も、ご利益が薄れることはない。

 そもそも、由来すらよく分からないサバ神社には総本社自体がないのだから、優劣のつけようがない。
 左馬大明神もまた、まぎれもなく立派なサバ神社なのだ。

 

3.鯖神社

住所:神奈川県横浜市泉区和泉町705
距離:「2.左馬大明神」から2.1km(徒歩27分)


 次は、お待ちかね(?)の「鯖神社」だ。
 Googleマップの経路案内では30分弱で到着するはずだったが、曲がる道を間違えたり、近くまで来たもののどこから入ればいいのか分からなかったりで、50分近くうろうろしていた。
 この時点で、13時30分。日が出てきたこともあって、かなり体力を使ってしまう。

 それにしても、「鯖大明神」という字面のインパクトはすごい。
 
 ところで、義朝が祀られているから「左馬」なのはまだ分かるとして、なぜ「鯖」の字が使われるようになったかだが、このあたりの考察は以下の本が詳しい。

 

 

 サバ神社参りをするにあたり、先にこの本で情報収集を行なった。
 「この本、何冊売れたんだ?」と考えてはいけない。

 それによると、「サバ」の漢字は「左馬」「佐波(佐婆)」「鯖」の3種類あり、それぞれに神社の性質が表れているという。
 「鯖」の字が示すのは、疫病よけ。
 薬効があるものの、鮮度が落ちやすくて遠くに運べない鯖は、漁場以外の地域の人にとっては貴重な魚だった。
 鯖に病気を治す効果を期待した人たちが、もともとあった「左馬神社」の字を変えて「鯖神社」にしたのではないか、という推察だ。

 ただ、「いや、『鯖神社』が先で、あとから『左馬神社』になったんだ」という説もあるらしい。
 サバ神社の謎は奥深い……。

 

4.今田鯖神社

住所:神奈川県藤沢市湘南台7-201
距離:「3.鯖神社」から2.1km(徒歩26分)


 こちらは地名がついた「今田鯖神社」。

 拝殿がこざっぱりしていると思ったら、それもそのはず。2001年に不審火があり、2002年に再建されたという。
 さらには、1995年にも放火の被害にあっているとのこと。
 「12社もサバ神社があるんだから、もう建て直さなくていいんじゃないか?」と思ってしまいそうだが、一つひとつのサバ神社にそれぞれ支援者の方がいるのだとよくわかる。


 そうした経緯もあってか、神社の歴史を記している張り紙や看板の多さが印象的だった。
 近所にある「藤本産業」という会社の事業所では、サバ神社に関する情報をまとめた冊子が販売されているらしい(1冊300円)。

 興味はあったが、平日しか事業所が開いておらず、参拝したのは土曜日だったので断念。
 もう少し涼しくなってきたら、今度は平日を狙ってもう一度訪れてみたい。

 

閑話:神社で写真を撮っていいの?


引用:『ミソニノミコト』1巻カバー裏

 ミソニ様がこうおっしゃっているのだから、問題ない。
 ただ、もちろんマナーは大切だ。この記事に貼りつけている写真は、すべて拝殿にお参りしてから撮影している。

 

5.七ツ木神社

住所:神奈川県藤沢市高倉1128
距離:「4.今田鯖神社」から1.4km(徒歩17分)


 今田鯖神社にたどりついた時点で、「このままだと熱中症になる」と身の危険を感じたので、15時ごろから1時間ほどガストで休憩をする。
 お店を出たころには、太陽が低くなって雲も出てきており、だいぶ歩きやすくなっていた。
 休憩する前はもう帰ろうか……とも思いかけたが、この調子ならあと3社は行けそうと考えなおす。

 10分ほど歩いて、「七ツ木神社」に到着。
 サバ要素が見当たらないが、もともと地名の「七ツ木」を冠する神社で、江戸時代に一度「鯖神社」になり、再びこの名前に戻ったらしい。
 境内には、虫捕りをしに来ている親子が1組いた。

 ところで、拝殿のこの写真……。

 あまりにも堂々と書かれていたのでそういうデザインなのかと思ったが、右側には消そうとしている跡があるので、おそらく落書きだと思う。
 参拝してから1週間経っているので、今はもう消えていることを願いたい。

 

6.左馬神社(下飯田)

住所:神奈川県横浜市泉区下飯田町1389
距離:「5.七ツ木神社」から850m(徒歩10分)


 次の目的地、下飯田の「左馬神社」へは、七ツ木神社から徒歩10分。
 今田鯖神社からはこちらの方が近いものの、帰りに電車に乗ることを考えてあと回しにした。

 失礼ながら特に目立ったところのない神社だが、その中でも御神木の存在感が際立っていた。
 何の木なのか書かれておらず、自分には植物の種類に関する知識もないので帰ってから調べたところ、イチョウの木だという。
 また、この御神木は横浜市の名木・古木にも指定されているとのこと。
 木の種類は分からないが、良い木かどうかを理解できる目は持っていたということだろう(うぬぼれ)。

 

7.中之宮左馬神社

住所:神奈川県横浜市泉区和泉町3253
距離:「6.左馬神社」から1.5km(徒歩19分)


 下飯田の左馬神社を出発した時点で17時を過ぎていたので、次の「中之宮左馬神社」で1回目のサバ神社参りは終わりにする。


 境内には拝殿や神楽殿のほか、稲荷社や地神塔、庚申塔もあった。
 だいぶ薄暗くなっていたこともあり、私以外に誰もいない境内は「何か」が出てきそうな気配さえする。
 神様を祀る神社が心霊スポットになるはずはないのだが(どれだけ強い幽霊なのかという)、そう思われる理由も少しわかった気がする。

 このあとは、相鉄線いずみ中央駅から電車に乗り、二俣川駅経由で瀬谷駅まで戻る。
 4社目の今田鯖神社あたりで帰ろうかとも思ったが、かろうじて「七サバ参り」を達成することができた。

 今回歩いた距離と歩数。
 地図を確認するため、スマホを持ったまま歩いていたことも多かったので(歩きスマホではない)、実際はもう少し多いはず。
 いずれにせよ、おそらく人生で一番長く歩いたと思う。

 

閑話:『ミソニノミコト』の本当の聖地はどこか?

 念のため書いておくと、サバ神社は『ミソニノミコト』の聖地ではない。

 では、本当の聖地はどこなのか?
 アニメイト甲府店には、「ミソニ神社」という『ミソニノミコト』特設コーナーがあった(今もある?)が、ここでいう「聖地」は作品の舞台になった場所のことだ。

 サバ神社の話題からは外れるものの、作中で瑞穂やミソニたちが訪れた稲荷神社の所在地について考えてみたい。
 瑞穂の住む町や、瑞穂の通う学校でないのは、あまりにも探す範囲が広そうだからだ。

 

手がかり1:山梨県

 作者のPAPAさんは、山梨県南アルプス市出身。
 過去には「山梨マンガ・アニメラボ×まるごとやまなし館コラボカフェ」のオリジナルキャラクターを製作したこともあり、地域に根ざした活動を行っている。
 であれば、作中の稲荷神社も山梨県にある可能性が高い。

 

手がかり2:桜の名所


引用:『ミソニノミコト』1巻61ページ

 瑞穂の友人であるエミリが、稲荷神社に誘う電話をかけたときに「桜山」と言っている。
 山梨県には、「桜山」という地名や山は存在しない。架空の名称と考えるべきだろう。
 その名前から連想できるのは、桜が有名な場所ではないかというものだ。

 

手がかり3:長い石段


引用:『ミソニノミコト』1巻80ページ

 鳥居から拝殿までは、長い石段が続く。
 神社やお寺は山の上に建てられていることも多いが、稲荷神社もそうなのだろう。

 

手がかり4:「峡」の文字


引用:『ミソニノミコト』1巻101ページ

 稲荷神社の御朱印や神札に、「峡」の字が見える。
 社名の一部か、あるいは峡谷にある神社だと推測できる。

 

導き出される結論は……

 上記の情報をもとに、山梨県にある稲荷神社をネットで調べてみたものの、「ここだ!」と思えるようなところは見つからなかった。
 ただ、稲荷神社ではないが、これらの条件にピッタリ当てはまる神社があった。

『金櫻神社』

 日本屈指の名勝である昇仙峡にあり、御神木は鬱金(うこん)の櫻で、鳥居から拝殿までは長い石段が続く。
 また、社殿の形が作品内で描かれているものとほぼ一致する。


引用:『ミソニノミコト』1巻83ページ

 金櫻神社が、『ミソニノミコト』の稲荷神社のモデルと考えて間違いないだろう。

 あと、ここまで書いたあとで気付いたが……。


引用:『ミソニノミコト』1巻76ページ

 神社に向かうバスの行先に「仙峡」と表示されている。
 もはや昇仙峡以外のなにものでもなく、そこにある神社とくればかなり数は絞られたはずだ。
 稲荷神社であるという先入観があったせいで、遠回りをしてしまったのかも知れない。

 いつかは、『ミソニノミコト』の本当の聖地である金櫻神社にも参拝してみたい。

 

8.佐婆神社

住所:神奈川県横浜市泉区和泉町4811
距離:いずみ中央駅から850m(徒歩11分)


 2回目のサバ神社参りは、1回目の終了地点だったいずみ中央駅から再スタート。
 和泉川沿いの遊歩道をまっすぐ進むと、「佐婆神社」に到着する。
 「佐婆」の字を使っているサバ神社はここだけだが、意味は「佐波」と同じで、洪水などの水害を鎮める願いが込められているという。

 この神社のタブノキも、横浜の名木・古木に指定されている。

 次の「飯田神社」に向かう途中、神明社があったのでそちらにも参拝する。
 「神明社」とは、伊勢神宮を総本社とする、アマテラスオオミカミを祀る神社の総称だ。


引用:『ミソニノミコト』2巻54ページ

 『ミソニノミコト』にも、アマテラスが登場する。
 「式年遷宮」を意識してか、20年に一度見た目の年齢が変わるという設定だ。
 もちろん、一番幼い姿が自分のお気に入りなのは言うまでもない。

 

9.飯田神社

住所:横浜市泉区上飯田町2517
距離:「8.佐婆神社」から1.4km(徒歩17分)



 「飯田神社」も七ツ木神社と同様、社名にサバの字はないがれっきとしたサバ神社だ。
 他のサバ神社は石段の上にあることが多いが、飯田神社は高低差がなく、町の一部にとけこんでいるように思える。

 他にも、

 公園が併設されていたり、


引用:『ミソニノミコト』1巻64ページ

 神仏習合のなごりである鐘楼があったり、


引用:『ミソニノミコト』1巻53ページ ※神仏習合の象徴(?)、カレーうどん

 お囃子の後継者募集の張り紙があったり、

 

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 見どころの多い神社だった。

 

10.左馬神社(下和田)

住所:神奈川県大和市下和田1110
距離:「9.飯田神社」から1.3km(徒歩17分)


 下和田の「左馬神社」へは、飯田神社から徒歩17分。
 ここにも鐘楼がある。というより、飯田神社以降に訪れたサバ神社には全部あった。


 この神社、境内の構造が少し特殊だ。
 石段をのぼって正面に見えるのは神楽殿で、拝殿はその裏側にある。横からまわりこんで参拝する。

 今回初めて、神楽殿の中に入ってみた。
 「土足で上がったり遊ばないで下さい」の張り紙があったので、つまり靴を脱げば上がってもいいということだろう。違ったらごめんなさい。

 

11.左馬神社(上和田)

住所:神奈川県大和市上和田1168
距離:「10.左馬神社」から2.5km(徒歩30分)


 サバ神社参りの中で一番不安だったのが、このルート。
 距離が長く、途中にコンビニなどの休憩場所もない。

 また、この日は最高気温35度の猛暑日
 前回同様「このままだと熱中症になる」と思ったので(学習しない)、近くのジョリーパスタで昼食がてらの休憩をしてから上和田の「左馬神社」に向かった。

 境内社には、アマテラス、スサノオ神武天皇の3柱が祀られている。


 最後の目的地である瀬谷の「左馬神社」に向かう途中、2つの稲荷社があった。
 全国に8万社ある神社のうち、稲荷神社は3万社にのぼるという。
 サバ神社にも、12社中8社でウカノミタマ、または稲荷神が門客神として祀られている。


引用:『ミソニノミコト』1巻85ページ

 ウカノミタマの「ウカ」は、穀物・食物を表す言葉。
 鯖の味噌煮をつかさどるミソニにとっては、食物神の先生にあたる。
 「鯖」の字を冠するサバ神社で篤く祀られているのも、自然なことだろう。

 

12.左馬社

住所:神奈川県横浜市瀬谷区橋戸3ー20ー1
距離:「11.左馬神社」から1.5km(徒歩19分)


 瀬谷の「左馬社」は、サバ神社発祥の地ではないかといわれている。
 かつての瀬谷の領主である長田氏は、義朝を暗殺した長田忠致の兄・親致の末裔。
 義朝の祟りを恐れ、怒りを鎮めるために神様として祀ったのではないかというものだ。

 それゆえか、サバ神社の中でも大きさは一・二を争う。
 神社の中に鐘楼があるのは、瀬谷区でここだけだという。

 境内には年配の方が7名ほどいて、ゲートボールをしていた。
 七ツ木神社で虫捕りをしていた親子といい、「最近見ないな」と思っていた光景をサバ神社めぐりの中でよく見かける。
 というよりは、単に私が見ていなかっただけなのだろう。


引用:『ミソニノミコト』1巻66ページ

 今までの私は、あまりにも視野が狭すぎた気がする。
 すぐには治らないだろうが、これからは色々なものをもっとよく見るようにしていきたい。


 ……という話は置いておいて、左馬社の近くには「瀬谷八福神」の「西福寺」(写真上)と「宝蔵寺」(写真下)がある。そちらにも参拝してきた。
 各寺院にそれぞれ、本堂とは別に七福神+達磨大使を祀るお堂が建てられている。西福寺は布袋、宝蔵寺は弁財天。

 

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 1月になったら、『ななつ神オンリー!』聖地巡礼と称して八福神めぐりも行こうと思う。

 今回の距離と歩数。
 前回よりは少ないが、気温はずっと高かったため疲労度は同じくらいだった。

 

まとめ

十二サバ参りを終えた感想

 夏にやるものじゃない(今さら)。

 ただ、どの神社も名前は同じながらそれぞれ特色があり、参拝してよかったと思う。
 もう少し涼しい時期であれば、川沿いの散歩を楽しみながら回れただろう。

 

ミソニをサバ神社に祀れないか?


引用:『ミソニノミコト』2巻116ページ

 もともと冗談として考えてはいたが、実際に各地のサバ神社を参拝してみてあらためて感じたことだ。

 失礼ながら、源義朝が神様だ怨霊だといわれても、ピンとこない人の方が多いだろう。
 地元の人たちは、義朝のご利益を期待しているわけではなく、自身の決意表明をするため、その気持ちが揺らがないよう誰かに見守ってもらうため、サバ神社に参拝しているのだと思われる。

 ミソニは、まさにそうした役割の神様だ。
 瑞穂の大学合格という夢を叶えるために下界に降りてきたが、それらしいことは何もしていない。
 できるのは鯖の味噌煮をちょっとおいしく作れるくらいで、アマテラスのように地上を明るく照らすこともできなければ、ウカノミタマのようにてっとり早いご利益があるわけでもない。

 ミソニはただ、瑞穂のそばに寄り添い続けた。
 受験を控えて漠然とした不安を抱える彼女の前に現れて、友達のように接し続けた。
 実際は、たとえミソニが来なくても大学に合格したと思うが、ミソニと過ごした日々は瑞穂にとってかけがえのないものだったろう。

 名前だけでなく、「人を見守る」という共通点もあるミソニとサバ神社。
 もし関係者の方がこの記事を読んでいたら、本当に検討してもらえないだろうか?

 といいつつ、現実的でないのはわかっているが……。
 少なくとも、家から近い瀬谷の左馬社には定期的に参拝したい。