【ネタバレ注意】『ブレンド・S』7話感想

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第7話「バナナにイチゴで、いそがしい」

脚本:雑破 業 絵コンテ:横山和基 演出:横山和基 作画監督:小林真平・本多みゆき


海の日焼け跡が残るスティーレのスタッフたちを見て、 ディーノが思いついた期間限定ジャングル喫茶。

特殊なコスプレをした麻冬は最高に輝く接客をする。

植物だらけの店内では、夏帆と秋月の間にちょっとしたアクシデントが発生していた。

翌日、イチゴの発注を忘れていたディーノは苺香と一緒にスーパーに買い物に出かける。


『ブレンド・S』第7話を観ました。

第8話からあのキャラがついに登場! ということで内心かなり興奮しているのですが、一旦抑えて第7話の感想を書いていきたいと思います。



秋月爆発しろ

Aパートは、単行本2巻10話に収録されているエピソード。

前回、河原や海へ行ったときに夏帆は日焼け止めを塗っていなかったらしく、真っ黒に焼けています。

それなら苺香も南国少女風に? と、ディーノは『ふしぎの海のナディア』の格好をした苺香を想像しますが、日に焼けると赤くなる体質の彼女はやんちゃ少年のような勇ましい感じに…。


どちらにせよ、今のふたりにスティーレの制服は似合わないと思ったディーノは、期間限定でお店を「ジャングル喫茶」にしてしまいました。

店内には木々が生い茂り、メニューも唐揚げとオムライスのセット、バナナなど野性味のあふれるものに変わっています。

そして制服も、肩出しで丈の短いTシャツにホットパンツという出で立ちに変更。

確かに褐色の肌には似合ってはいますが…なんかエロい。


このエピソードでの注目ポイントは、なんといっても秋月と夏帆の絡みです。

店内の木が邪魔でイライラした秋月は、乱暴に手を振り回す。

と、その手の先には夏帆の胸が…。

前回のディーノに続いて「ラッキースケベ」を体験した彼ですが、喜んでいる様子は一切なく、「暴言吐きながら原型なくなるまで殴らねーの?」と、この世の終わりのような顔で怯えています。

おそらく、女性への耐性がない秋月は「満員電車で知らない女性と密着してしまった」くらいに思っていたのでしょう。

もし痴漢と間違えられてしまったら、それこそ「この世の終わり」ですからね…。


むしろこのとき、夏帆の方が秋月の予期せぬ行動にドキドキしていました。

わざとじゃないとはいえ、男性に胸を触られたのは今回が初めてのはずだし(だと思いたい)、気にしない方がおかしい。

CM直前の「何かムカついてきた」という夏帆のセリフも、少しくらいは異性として意識されたかったという意味なのか、触られたのが秋月じゃなくても同じことを言ったのか、考えてみると興味深いです。


思っている以上に根が深い、苺香のコンプレックス

第7話はこれまでと違い、Bパートが2部構成になっていました。

前半は、イチゴの発注を忘れてしまっていたディーノが、苺香とスーパーへ買い出しに行く話。単行本1巻9話のエピソードです。

どのスーパーでも売り切れって、イチゴがダイエットに効くというテレビ放送でもあったのか? というツッコミは野暮というもの。


ようやく最後の1パックを見つけた苺香ですが、はからずも小さな女の子と取り合う形になり、いつものドS顔によってその子を泣かせてしまいました。

スティーレのお客さんたちは上級者なので喜んでくれるものの、今回はただ怖がらせてしまっただけ。

「目つきが悪い自分はやはり接客に向いていないのだろうか」と、これまでで一番落ち込んでいます。


ここまでアニメを観てきた方なら分かる通り、苺香の普段の目つきはそれほど悪くありません

アルバイトの仕事にも慣れてきて、ドS属性を演じることを強く意識しなければ、笑顔で接客ができるようにもなっています。

それでもなお「目つきが悪い」と苺香がしきりに口にするのは、見た目がどうこうではなく、気持ちの問題によるところが大きいのでしょう。


おそらく、苺香のような考え方をしてしまう人は多いと思います。

かわいくない・かっこよくないから恋人ができない、背が低いからスポーツ選手になれない…。

物事がうまくいかない原因を表面上のものに求めてしまい、根本の原因にたどりつけていない。

そのため、いつまで経っても解決できず、ますます悪循環に陥ってしまう。


だから、ディーノの「自分もお客さんもその目が大好き」という言葉は、とても良かったと思います。

自分が短所だと思っているところを長所だと認めてもらえるほど、うれしいことはありませんからね。


ただ、苺香を励まそうとするあまり、ディーノは若干エスカレートしてしまったようで…。

ハァハァ言いながら「黒髪が好き」「セーラー服が好き」と女子高生に迫っている成人男性がいたら、当然通報されます。

さすがに今回は、イケメン無罪とはいきませんでした。


真打ちは最後にやってくる

Bパート後半は、単行本2巻13話に収録のエピソード。

スティーレに来るお客さんもだいぶ増えてきたようで、今のメンバー(接客4名、キッチン2名)ではお店が回らなくなってきました。

このエピソード自体は、「次はどんな属性の子がいいか」と、従業員たちが他愛ないお喋りをしているだけの話なのですが、最後のCパートが重要です。


アルバイト募集の張り紙を見て、「ここなら僕のミリョク活かせるかも♪」と不敵な笑みを浮かべるキャラクターがひとり。

ついに…



ついに!



ひでりきゅんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


前回の記事でも予想した通り、次回の第8話からひでりが登場します。

秋月の「男がほしい」(意味深)というセリフや、女性陣がディーノや秋月の女装姿を妄想するシーンなどは、次回に向けての伏線だったのかもしれません。


あと、原作では「ひでりの属性はヤンデレなのでは?」と匂わせる描写があるのですが、アニメではカットされていましたね。


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引用:『ブレンド・S』2巻118ページ ヤンデレひでりきゅんもアリだな…


確かに、これはミスリードだった気がするので、中山幸さんも納得された上でのカットなのだと思います。