こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。
昨日(10月9日)、初めて鎌倉に行ってきました。
横浜に住んでいるのにまだ行っていなかったのか…と自分でも思いますが、有名な観光地すぎてなかなか行く気分になれなかったのです(ひねくれ者)
この記事では、私が実際に参拝した、鎌倉駅から徒歩で参拝できる神社を3社ご紹介します。
鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮の創建は康平6年(1063年)。奥州を平定した源頼義が鎌倉に凱旋した際、京都の石清水八幡宮から八幡神を勧請したのが始まりだと言われています。その後、治承4年(1180年)に源頼朝が現在の地に遷座し、今日に至ります。
大分の宇佐神宮、京都の石清水八幡宮と並んで「三大八幡宮」にも数えられ、特に関東では知名度が高い神社です。鎌倉観光をするのであれば、絶対に外せないスポットでしょう。
アクセス
鶴岡八幡宮へのアクセスは、JRまたは江ノ島電鉄の鎌倉駅から徒歩10分です。東口を下りて、「若宮大路」という全長1.8kmにもおよぶ参道をまっすぐ進んでいくと鶴岡八幡宮に到着します。
また、若宮大路ではなく、「小町通り」という商店街を通るルートもあります。私は今回、こちらのルートを歩きました。
参拝
交差点の近くにそびえ立つ、大きな朱色の鳥居が目を引きます。この鳥居は「三の鳥居」で、若宮大路の途中に「二の鳥居」「一の鳥居」があるようです。
初詣やお祭りの日ではないにもかかわらず、参道には金魚すくい屋や粉もの屋などの屋台が数件並んでいました。年中を通して、参拝者が多いことがうかがえます。
参道を抜けて石段を上がると、本堂に到着します。
扁額の「八」の字が、鳩になっています。鳩じゃなくて鶴という説もあるみたいですが、それよりもしらすに見えるのは私だけでしょうか…?(お昼は生しらす丼を食べました)
他にも、鳩の形をしたお守りやおみくじなど、鶴岡八幡宮には鳩にまつわるものが多いです。これは、鳩が八幡神の使いであることに由来しているそうです。鎌倉に本店を構える豊島屋の「鳩サブレー」も、創業者が鶴岡八幡宮を崇敬していたので鳩の形になったと伝えられています。
御朱印
御朱印は、石段の近くにある祈祷受付所で書いてもらえます。初穂料は500円です。
受付には4名の方が待期していて、その場で御朱印を書いていただけました。さらさらと書いているのに達筆で、やっぱり書き慣れているんだろうなと感じました。
銭洗弁財天宇賀福神社
銭洗弁財天宇賀福神社は、文治元年(1185年)、源頼朝が宇賀神の夢のお告げを受けて創建したと伝えられています。
境内に湧いている水でお金を洗うと、そのお金が何倍にもなって返ってくるという金運アップのご利益<があるそうです。
また、四方が崖に囲まれている神秘的な雰囲気のある場所で、ご利益を抜きにしてもぜひ行ってもらいたい神社です。
アクセス
銭洗弁財天宇賀福神社へのアクセスは、鎌倉駅の西口から徒歩22分です。
鶴岡八幡宮から銭洗弁財天宇賀福神社に行く場合は、一度鎌倉駅まで戻ってもいいですが、私は源氏山を通るルートで行きました。所要時間は30分ほどで、手軽なハイキング気分を味わえます。
参拝
銭洗弁財天宇賀福神社は、参道がトンネルになっています。このトンネルは戦後に作られたようですが、今から神域に入るのだという気分にさせてくれます。
この神社の参拝方法は少し変わっています。受付で100円を納めて、お金を清めるためのザルと、奉納用のロウソクと線香を受け取ります。
最初にロウソクと線香を奉納して、拝殿でお参りをしたあと、奥にある洞窟の水でお金を清めます。
(ザルだけを無料で借りることもできるみたいです)
全然意識していなかったのですが、参拝した2017年10月9日は十干十二支における「己巳(つちのとみ)」の日にあたります。弁財天の縁日で、この日に弁財天を祀る神社仏閣に参拝すると金運アップのご利益がさらに増すようです。
平日の方が空いているだろうから、今日はやめて明日にしようかな…と迷いつつも行った経緯があるので、弁財天のお導きがあったのかもしれません。
弁天ちゃんありがとう!(何)
御朱印
御朱印は、拝殿横の受付で書いてもらえます。初穂料は300円です。
ただ、この日は御朱印を書く方がいなかったらしく、書き置きのものでした。残念。
佐助稲荷神社
源頼朝が伊豆に流されていたころ、稲荷神を名乗る老人が夢枕に立ち、平家討伐の挙兵をうながしました。その後、鎌倉幕府を開いた頼朝が創建したのが、この佐助稲荷神社だと伝えられています。
このような由緒から、出世のご利益がある神社と知られています。また、参道に並ぶ赤い鳥居も幻想的で、京都の伏見稲荷大社には行けないけれど、千本鳥居をくぐる気分を味わいたいという方にもおすすめです。
というか、私自身がその目的で参拝しました。「出没!アド街ック天国」で伏見稲荷特集をやっていたので…。
アクセス
佐助稲荷神社は、銭洗弁財天宇賀福神社のすぐ近くにあります。鎌倉駅からはこちらの方が若干近いため、佐助稲荷神社→銭洗弁財天宇賀福神社の順番で参拝するとスムーズです。
参拝
稲荷神社といえば、参道に隙間なく建てられた赤い鳥居をイメージする方も多いと思います。もちろん、佐助稲荷神社にも多くの鳥居があります。
鳥居の数は49本と、もちろん伏見稲荷大社の千本鳥居ほどではありません。ただ、佐助稲荷神社の参道は住宅街のすぐ近くにあるため、近所を散歩していたら突然異世界に迷い込んでしまった…という気分になります。
鳥居を抜けて石段を上がったところに、拝殿と社務所があります。ここからさらに上に行くと、本殿があるようです。
隠れ家的な神社であるためか、鶴岡八幡宮、銭洗弁財天宇賀福神社に比べると参拝者は少なめでした。それでも、10人ほどはいたと思います。
御朱印
御朱印は、境内の社務所か、佐助稲荷神社のふもとにある下社でもらえます。初穂料は300円です。
ただ、こちらも書き置きのものしかなく、手書きの御朱印が欲しい場合は、神職が同じ「御霊神社」で書いてもらえるとのことでした。
佐助稲荷神社からだと少し遠い(約1.8km)ので書き置きのものをいただきましたが、時間はあるのだから御霊神社に行った方が良かったかもしれません…。次に鎌倉観光をするときの楽しみに取っておくことにします。
まとめ
この記事を書いていて気づいたのですが(気づき女子)、参拝した3社はすべて源氏が創建に関わっている神社でした。鎌倉は源氏ゆかりの地なのだと、あらためて実感します。
鎌倉には、150以上の神社・仏閣があるそうです。せっかく横浜に住んでいるのだから、今回行けなかった神社に参拝するために、もう何度かは訪れてみたいです。