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マンガ

『ねこようかい』ぱんだにあ ニャンともかわいい妖怪たち

こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。

来週、2月22日は猫の日。全国各地で猫に関するイベントが開かれたり、SNSに猫のイラストが多くアップされたりします。

また、猫マンガの単行本も、この日にあわせて発売されることが多い気がします。

猫4コマの金字塔と名高い『ポヨポヨ観察日記』も、単行本全15巻のうち、2月22日または2月21日が発売日のものは6冊もありました(2月22日が日曜日の場合、前日に繰り上げになる)。

 

そして、今年の猫の日も、『ポヨポヨ観察日記』と同じ竹書房から猫4コマの単行本が発売されます。

ぱんだにあさんの、『ねこようかい』。「まんがライフオリジナル」で連載中のほか、作者のTwitterアカウントでも定期的にイラストや4コマが投稿されています。

なので、どんな作品かを知りたければ作者のTwitterを見に行ってもらえばいいのですが、せっかくなので発売日前レビューを書かせてください。

 

猫にすれば何でも許されると思ってるのか!→許されます

猫のような妖怪のような不思議な生き物、それが「ねこようかい」です。

のっぺらぼう、ろくろ首、一反木綿、ぬりかべなど、「擬猫化」された妖怪たちが人間と仲良く暮らしています。

「ねこようかい」という言葉をそのまま解釈すると、「猫のような姿をした妖怪」になりそうですが、どちらかといえば「妖怪の性質を持った猫」に近いかもしれません。

例えば、「かまいたち」。3匹セットで行動し、1匹目が人を転ばせ、2匹目が切りつけ、3匹目が薬を塗って治すという、マッチポンプも甚だしい妖怪です。

しかし、この作品のかまいたちは……。

 

もはや、子猫がじゃれているだけ。かわいすぎる。

また、このネタは単にかわいいだけでなく、4コママンガの技法としても秀逸です。

1~3コマ目で「トンッ」「パリッ」「ペロッ」と小気味良いテンポが続いたあと、4コマ目で落とす。

ギャグ4コマの「オチ」とは異なりますが、「かわいいなあ」「ほっこりした」と読む人が納得する、話の結末という意味では確かに落ちているのです。

「4コママンガのススメWeb」ですいーとポテトさんが書かれているように、4コママンガは、ファンシーキャラクターの魅力を引き出す様式でもあるのだと感じました。

 

口は目ほどに物を言う

上に挙げた「かまいたち」は、今年の1月に登場したばかりの新しいキャラクターなので、単行本には出てこないかもしれません。

(「豪華描き下ろしあり」とのことなので、むしろ大幅に出番が増える可能性もあり)

ここからは、間違いなく単行本にも登場するはずの、個人的にお気に入りのねこようかいを紹介したいと思います。

 

まずは、「のっぺらぼう」。単行本の表紙イラストでも中央に描かれている、この作品の看板キャラクターでもあります。

目がないのだから、さぞ感情を読み取りづらいだろう……と思いきや、この作品ののっぺらぼうは何を考えているのかとても分かりやすい。

嬉しいときは口角をニッと上げて、驚いたときやさみしいときは口が描かれなくなる。のっぺらぼうなのに表情豊かというギャップがほほえましいです。

また、「のっぺらぼう」シリーズは、他のねこようかいが登場する話が多いのも特徴です。

体中に無数の目がある「ひゃくめ」、煙のような「えんらえんら」、木の上から突然落ちてくる「つるべおとし」など。

彼らの存在にビックリさせられることも多いものの、いざいなくなると少しかなしい。目も口もないまっしろな顔から、のっぺらぼうの気持ちがありありと伝わってきます。

 

続いて、「にんぎょ」。上半身は猫で下半身は魚と、人間要素がどこにもないのに「にんぎょ」と言い張るセンスがすごい(褒めてます)。

ただ、この「にんぎょ」シリーズに関しては、むしろ飼い主の「会長」に注目です。

裏社会と繋がっていそうな雰囲気を醸し出しているのに、にんぎょにつけた名前は「ぱふぇちゃん」と、そんなギャップにキュンとしてしまいます。ある意味、会長がこの作品で一番かわいいキャラかもしれない。

にんぎょと暮らし始めてからの会長は、健康そのものです。

まさか本当に人魚の肉を食べたのか? と部下たちは噂しますが、なんてことはありません。

ただ、にんぎょとプールで泳いだり、にんぎょの生活リズムにあわせて早寝早起きをしたり、にんぎょと一緒に笑いながらご飯を食べたりしているだけ。

適度な運動、規則正しい生活、楽しい食事、そしてかわいい猫。これらに勝る薬などないのです。

 

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