こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。
季節に関係なく、私はよく一人鍋を作っています。
そのときに役立つのがカセットコンロですが、先日、買い置きしていたガスボンベを使い切ってしまいました。
カセットコンロは大学生時代にコーナンで買ったもので、いま住んでいる近くにコーナンの店舗はありません。
「他のメーカーのガスボンベは使わないでください。ガスが漏れる可能性があります」と、怖い注意書きもあるので、別メーカーのガスボンベを使うわけにはいかない。
どうしよう。この機会に、カセットコンロごと買い換えた方がいいだろうか……。
カセットボンベとコンロは同じメーカーでないと危険?/京都府ホームページ
使えるやん。
同じメーカーのガスボンベが一番だけど、別のメーカーでも使える
恐る恐る、ドン・キホーテで買ったガスボンベを取り付けてみたところ、問題なく火が点きました。ガス漏れしている気配もありません。
わざわざ電車に乗ってコーナンまで買いに行ったこともあったのに、あの苦労は何だったのか……。
上記のリンク先にも書かれている通り、昔は各社が違う基準でガスボンベを作っていたため、本当にメーカーを合わせないと火が点かない場合があったそうです。
しかし、阪神淡路大震災のとき、互換性がないことが問題になり、それを機に規格が統一されるようになったとのこと。
じゃあ、どうして今も、同じメーカーのガスボンベを使うようにという注意書きが残っているのか。
規格を揃えているとはいえ、違う会社で作っているものだから、絶対にガス漏れしないとは言い切れない。心からユーザーの安全を考えてくれているのかもしれない。
一方、どうせウチのカセットコンロを使っているのだから、ガスボンベも一緒に買ってほしい、という商魂も見え隠れする。
自社の商品を売りたい気持ちは分かる。けれど、それならそれで事実を書いてほしい。
規格は統一されているけど、もしかしたらガス漏れする可能性もあるから、できるだけ同じメーカーのガスボンベを使ってください、など。不安を煽るような書き方はやめてほしい。
守り続けたいルールもある
逆に、無条件に従わなくてもいいと分かっていても、できるだけ守り続けたいルールもあります。
具体的には、信号。
車がまったく走っていなかったとしても、赤信号のときは横断歩道を渡らない。信号がない道路でも、目に見える範囲に横断歩道があれば、そこまで歩いてから渡る。
万が一事故に遭ったときに、「でもあんた、信号無視してたでしょ?」「横断歩道じゃないところ横切ってたでしょ?」と言われてしまうリスクを負いたくないからです。
あと、もしその様子を小さな子どもが見ていたとき、なんて説明すればいいのか分からない。
おそらく、幼稚園や小学校で、「赤信号では横断歩道を渡ってはいけません」という交通ルールを教えられたばかりのはず。
信号が赤でも、絶対に車が来なくて轢かれる心配がないのであれば渡ってもいいなんて、ややこしい例外を理解できるわけがない。
目の前で、大人が堂々と信号無視をしていたら、自分も渡っていいんだと思うでしょう。
その子がいつか事故に遭ったとき、自分のせいじゃないと言い切ってしまえるほど、私はまだ自分勝手にはなれない。
おわりに
違うメーカーのガスボンベも使えたというだけの話から、内容を広げてみました。
盲目的にルールを守ればいいわけではないけど、ルールが作られたことには必ず理由があるはず。
表面だけでなく、その深い部分まで考えられるようになりたいと思いました。