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マンガ

『みっちゃんとアルバート』森長あやみ ある日UFOの中、クマ型宇宙人に出会った

「みっちゃん」こと花室みつこ(はなむろ・みつこ)は、大学の講義に向かう途中、UFOに連れ去られてしまう。

UFOに乗っていたのは、クマ型――というよりクマの着ぐるみ型宇宙人・アルバート

地球の文化に興味があるというアルバートは、なんやかんやあって、みっちゃんの家にホームステイすることになるのでした。

 

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2016年9月号169ページ)
なんやかんや。

 
「まんがライフオリジナル」で連載中の『みっちゃんとアルバート』は、女子大生のみっちゃんと、少し不気味な宇宙人アルバートの同居生活を描いた、SFギャグ4コマ。

作者は、ネーム担当のdyneeさんと、作画担当のayamiさんによるユニットマンガ家、森長あやみさん。単行本1巻が、5月17日に発売されます。

 

ここが不気味だよアルバート

「不気味」という言葉は、公式のあらすじなどでも使われているため、この記事でも使わせてもらいました。

「どこが不気味なんだ、アルバート普通にかわいいだろ!」と思われるかもしれませんが、確かによく見ると結構不気味なんですよね。

そこで今回は、アルバートの不気味ポイントをいくつかご紹介したいと思います。

もちろん、ディスっているわけではなく。かわいいだけでなく、ちょっと不気味でシュールな要素もあるところが、アルバートの、ひいては『みっちゃんとアルバート』という作品の魅力なのです。

 

実は水色

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2018年6月号3ページ)
首を吊られて青ざめているわけではありません。

 
まずは、アルバートの体の色。

モノクロのページだと茶色に見えますが、実は水色なんです。なるほど、これは不気味……。

雑誌ではカラーの絵を見る機会がほとんどなかったため、私もつい最近まで茶色だと思っていました。

ただ、単行本派の方は表紙を見た時点で水色だと分かるので、あまり違和感はないかもしれませんね。

 

しぼむ

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年3月号38ページ)
口以外の部分に空気穴がありそう。

 
広い宇宙、地球以外の星に知的生命体がいたとしても不思議ではありません。しかし、彼らの肉体が人間と同じだと考えるのも都合がいい話。

アルバートの体も、見た目はもちろん、構造も人間とはかなり違うようです。

具体的には、空気を抜くとしぼみます。人間の体の約60%が水であるように、空気の占める割合が大きいのかも。

また、表面は水分を吸収しやすい構造らしく、コーヒーをこぼしてしまったときは染みがなかなか落ちませんでした。

だけど、洗濯機で丸洗いすればピカピカに。……やっぱり着ぐるみでは?

 

目が怖い

最初から「水色の着ぐるみ」として考えれば、かわいい気がしなくもないアルバート。

ですが、近づいてよーく見ると、目が虚無っています。口も半開きで、みっちゃんから「真実の口みたい」と言われたことも。

 

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年7月号112ページ)
ダイジョウブ、コワクナイヨ……。

 
しかしながら、目が怖いというのは、一概にマイナスポイントではありません。

アルバートの先輩(?)であるクマのキャラクター・くまモンの目も、「猫みたい」「瞳孔が開いている」と言われていますよね。

美人は3日で飽きるという格言があるように。ただ「かわいい」だけのキャラクターはすぐに飽きられてしまう。

ひとつくらい、怖さや不気味さを感じさせるパーツもある方が、見る人の印象には残りやすいのです。

それを踏まえて、先ほど引用したコマを拡大してみましょう。

 

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こえーよ。

 

だけどかわいいよアルバート

不気味だ不気味だとしつこく書いてしまってすみません。アルバートは、見た目はともかく、性格はとても純粋で誰からも愛されるキャラクターです。

地球にやって来たのも、侵略などが目的ではなく、単に人間の生活に関心を持ったからでした。

(第1話でみっちゃんをアブダクションしているのは黒歴史)

もちろん、人間に危害を加えたりすることもありません。むしろ、町の人たちからは着ぐるみだと思われているため、子どもによく殴られています。

 

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年6月号151ページ)
本当に恐ろしいのは、宇宙人よりも私たち地球人なのかもしれない……というよくあるやつ。

 
私が特にお気に入りの話は、作者も大好きだという「カニ」回

冬のある日、みっちゃん宛てにおばあちゃんから荷物が送られてきます。

箱の中にいたのは、6本の長い脚、挟まれると痛そうなハサミ、固くてトゲトゲした赤い甲羅。グラディウスのボスに出てきそうな、アルバートよりもよっぽどエイリアンっぽい生き物。その名は「カニ」。

アルバートは、そのカニを家で飼うのだろうと勘違いして、ペットショップに水槽や砂利を買いに行くのですが……。

 

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年12月号102ページ)
このあと起きる惨劇を、アルバートはまだ知らない。

 
え、オチが読めた?

いえいえ。確かにだいたい予想通りではあるのですが、投げっぱなし系のオチではなく、もうひと展開あります。

ブラック&シュールなギャグと、アルバートの無垢なかわいさを堪能できる、これが『みっちゃんとアルバート』という作品だと名刺代わりにもなりそうなカニ回――もとい、神回。ぜひ単行本でご確認ください。

 

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